幹細胞治療
本治療は、患者様本人の脂肪から採取、培養した脂肪由来間葉系幹細胞を静脈内に投与することによって動脈硬化症の進行を予防することを目的とした治療法です。
東京プライベートクリニックは、
厚生労働省から正式に
「第二種再生医療等提供計画番号 PB3190066 」
を取得した医療機関です。
「自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた
動脈硬化症に対する治療」
第二種 計画番号 PB3190066

幹細胞とは
2つを併せ持つ細胞を幹細胞と言います。
①自己複製能・・・自分と同じ能力を持った幹細胞に分裂
②分化能・・・体を作る様々な細胞を作り出す能力
)
体の修復や再生に関わる重要な細胞です。

人のカラダには、損傷したり弱ってきた部分を修復しようとする働きが備わっています。
幹細胞を利用した再生医療は、この修復しようとする幹細胞の働きを何十、何百万倍にも増幅させて、ダメージを受けた血管や機能不全になった臓器に集中的に働きかけ、機能回復をすることで、本来カラダがもっている正常の機能に再び戻すこと(再生)を目的とした医療です。
つまり、運動や食事、静養などご自身では叶わなかったカラダの機能回復を自分の“細胞”の力で行う、それが幹細胞治療です。
幹細胞は加齢に伴い、急激に減少します。
しかし再生能力はゼロではありません。
幹細胞が持つ残された力を最大限に利用し、再生能力を増幅させる事が幹細胞治療の原点であります。
動脈硬化症
動脈硬化症はストレスや運動不足、喫煙、塩分の取りすぎ、加齢など増えすぎた悪玉コレステロールが原因となり、血管の通り道である動脈が弾力を失って硬くて脆くなったり、狭くなってしまう病気です。
動脈硬化症になると、肥満症、高血圧症、糖尿病などを引き起こすリスクが高まり、最悪の場合には脳梗塞、心筋梗塞、腎症を引き起こし、要介護状態や認知症人工透析や足の壊死などになることもある、とても恐ろしい病気です。
幹細胞は、自分を複製する能力と多様な細胞に分化できる能力を持つことから、血流改善や血管の再生に働きます。
また、脂肪由来幹細胞には炎症を抑える効果のある物質を分泌する性質があり、炎症を抑えることにより症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
しかしすべての患者様に同じ効果や期待される効果が出るとは限りません。
治療に入る前に医師と必ず細かく相談して下さい。
また、動脈硬化症が原因となる心筋梗塞や脳卒中が、危機的な状況にならないようにするために最も重要なのは、動脈硬化症を進展させないことです。
動脈硬化症の進展を抑えて致死的な疾患の発症を予防することが治療の目標になります。

このような方におすすめです
下記選択基準のいずれかを満たし、動脈硬化性病変を有すると判断される方
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CAVI値(心臓足首血管指数)≧8.0
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ABI値(足関節上腕血圧比)≦0.9
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頸動脈エコー検査で頸動脈(総頚動脈、内頚動脈)にプラーク(IMT≧1.1)を有する
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以下の項目に該当する方にもおすすめです
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心筋梗塞、狭心症の既往がある
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冠動脈CT検査で冠動脈壁不整、石灰化、狭窄、閉塞所見を有す
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脳梗塞の既往がある
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頭部MRI、MRA検査で脳梗塞巣が指摘される
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二親等内の血縁者に動脈硬化性疾患を有する方が2名以上いる
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遺伝子検査で動脈硬化の素因が高いと判断された
以下の疾患をお持ちで、既存治療(保存的治療、手術的治療)だけでは、
症状の改善が不十分な方にもおすすめしています。
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脳梗塞
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心筋梗塞
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閉塞性動脈硬化症
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バージャー病
期待できる効果
体内に入った幹細胞は、傷ついた組織の修復に加わり、組織修復を促すことが期待できます。
幹細胞により分泌されるサイトカインなどにより、炎症を抑える効果が出現すると考えられ、同時に血管再生を促進する物質や血流不足に陥った組織での血管再生を促す物質を産生し、血流回復も期待できます。

治療の流れ
1. 脂肪採取 (所要時間 約10分)
脂肪は腹部より採取します。局所麻酔を行うため、大きな痛みはありません。
シワに沿って約5mmの切開を行ない、米粒2-3個ほどの脂肪を採取します。
傷はほとんど目立たない場所で切開部は縫う必要がないほどの大きさですが、場合によっては自然に溶ける糸で縫うことがあります。
※抜糸は必要ありません。
2. 採血 (所要時間 約10分)
細胞を培養する為に必要な血液、約100~140cc程を採血します。
一部を検査に出し全身状態を確認します。
貧血になる量ではありませんが当日はよく水分を取るようにしてください。
※飲酒はお控えいただき、入浴はシャワー程度にしてください。
3. 培養 (約3〜4週間)
脂肪を採取後、当院では日本で最高水準の技術を有する特定細胞培養研究所と業務提携し、厳密な温度コントロール下において即時輸送します。
施設への到着後は、無菌の細胞培養加工室にて専任の培養士が約3~4週間かけて脂肪由来幹細胞を培養します。
培養状況について逐次報告を受ける体制を整備するなど緊密な連携を取っています。
ご予約時間に最善の状態で提供できるように用意いたします。
投与は腕の血管より点滴を行ないます。痛みなどは通常全くありません。
※投与当日は飲酒をお控えください。
4. 投与 (所要時間 1〜1.5時間)

当院の特徴
東京プライベートクリニックでは、日本でも数少ない動脈硬化を対象とした幹細胞治療を行うクリニックです。
臨床経験の豊富な血管外科専門の医師が治療にあたるため、より専門的な治療を行うことができるのです。
活性良好な細胞のみを、衛生管理基準を満たした細胞培養加工施設にて専任の培養士の管理の下で培養し、提供しております。
細胞数が多すぎると細胞密度が大きくなり、質が低下するため、治療内容や体格により計算し、最適な細胞数を治療に用いることで、より効果的な治療が期待できます。